生命保険の知識>不払いを防ぐには

近年大きくとりざされたのが「不払い問題」です。
金融庁から出された「業務改善命令」は保険会社に勤めている
私達事務員をはじめ、営業の方達の打撃は、はかりしれないものでした。
そもそも、「不払い」とは、保険会社が支払いを拒むイメージがありますよね。
しかし、「未払い」の方が正しい言い方だと思います。

今回問題で一番多かったのは、「保険金の請求案内漏れ」です。
受取人が保険金を受け取る際に、必ず診断書の提出があり、
それを見て保険会社は保険金を支払います。
主契約の保険金については当然査定をして問題がなければ
支払われますが、個々の契約はそれぞれ内容が違います。
病気や手術の種類により、もらえる保険金、給付金もあります。
それを漏らさず案内しなさいということです。
特に漏れが多かったのが、三大疾病保険金です。
三大疾病(癌・脳卒中・心筋梗塞)の事実が診断書に書いてあったら、
その請求権もある旨案内すべきでしょってことですね。
次に多かったのが、単純な支払漏れです。
診断書に入院した事実や手術の情報の見落とし、誤りなどです。
最後に、失効してしまった契約に対する失効返戻金の案内不足です。
保険料の払込みがないと、解約返戻金の範囲で保険料の負担が
できなければ、契約は効力を失います。
その後、3年間そのままになると、契約は時効となりますが、
失効返戻金があることを契約者に案内していないので、
未払いになっていたものです。

保険会社の責任は当然あります。保険金をもらうための保険ですからね。
でも、契約する人達も、不払いということにならないように
自分がどういう病気になったらいくらもらえるようになっているのか、
知っておくべきではと思います。

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